阪急電車 - 2008.04.28 Mon

気になって仕方なかったこの小説、ようやく購入して読みました。
っていうか、まさか阪急今津線が舞台だとは思いませんでしたよ!
ものすごく、青春時代の大半を過ごした駅名ばっかりが登場。
情景がめちゃくちゃリアルに描けてしまって、のめりこんでしまいました。
都会生活になって一つ足りなくなったな、と思うのが、電車での人との出会い。
地下鉄ってなんかみんな他人行儀な感じなんですよね。
その点、結婚前まで都会ではなく軽く田舎に住んでいた私は、都会に出るための阪急電車の通勤・通学での人の雰囲気はなんとなく好きでした。
きっとこの小説にあるように、その人の後ろにある何か歴史のようなストーリーのようなそんなものが思い描けたからかもしれません。
通勤途中、いつも見かける人を見かけない日は、「あの人どうしたんかな?」と思ったり、髪型にこだわりがありそうな若い学生が坊主刈りにしてきたときは思わず目を見張ったり、最初のうちは外国人だと思っていたら、2か月ぐらいしてから同級生が途中から乗ってくるようになって、その外国人の学生さんは実はめちゃくちゃ流暢な大阪弁をしゃべることがわかって吹き出しそうになったり・・・。
そんないろんな人のストーリーの混ぜ合わせが、あの阪急電車の雰囲気だと思うんです。
最近それを感じないなぁ…と思ったのは、通勤が地下鉄になったからかな。
この前三宮に行くときに乗った電車が阪急だったんですが、やっぱり何かしら懐かしく感じたし。
なんてことをいろいろ考える小説でした♪
ついでですが、こんな小説も。
ちょっと毛色が違うのですが、こんな小説も先日読みました。
男性作家の恋愛ものって読めなかったんだけど、こちらはかなりすらすらと。
往復書簡(しかもラブレターに近いものが…)でつづられた小説なんですが、情景が脳裏にしっかり描かれてしまって、かなりどっぷりとはまって2時間ぐらいで読み終えてしまいました。
「あのときこうしていたら…」なんて後悔は誰しもあると思いますが、それを「あのときこうしていたら…」ではなく「あのときこうしたから今こうなったんだ」と自分の中で納得できるかどうか、そしてその納得ができていないなら、きちんと納得したい、というそんな想い。改めて考えると、後悔していることはまだいくつかあるなぁ…と思いましたけど。でも後悔はしても、納得できればいいと思うので、自分の中で「腹落ち」するまでは考え続けるんだと思います。
久々に文庫でまたこういう小説を読書にしてしまいそうな今日この頃です。
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